KPI設定で一番難しい「学習と成長」の指標



 BSCでの業績評価指標(KPI:Key Performance Index 以後KPIと呼ぶ)の設定で、一番難しいとされるのは、「学習と成長」であろう。

 よくある指標として、社内研修参加人数、有資格者数増加率、特許出願件数等が使われるが、果たして、これが適切なKPIになっているのであろうか?






形式的に追っただけでは不十分


 社内研修参加人数では、参加者の数を形式的に追っているだけで、果たして、職場で使える内容のある研修であったのか、研修後、確実に職場で使われ、業務において効果を発揮しているのか、つかめるものではない。研修後に行うアンケートでも講師の説明が分かり易かったか、勉強になったかだけを調査しても、職場で実際活用され、業務に良い影響を与えたかは、つかめない。

 参加者が内容を理解し、反応の良い研修でも、本気に職場で使うかは全く別問題なのである。特に、管理職は、コーチングスキルだけを教え込んでも、従来の職権による指示命令に慣れていることが多く、これを今更変えたがらない管理職も結構いる。このような管理職には、意識改革の必要性とその効果を示すことが重要で、単純にスキル学習だけでは不十分なのである。






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